Thursday, November 30, 2006

シーシュポスの神話

アルベール・カミュ『シーシュポスの神話』

”神々がシシューポスに課した刑罰は、休みなく岩をころがして、ある山の頂まで運び上げるというものであったが、ひとたび山頂まで達すると、岩はそれ自体の重さでいつも転がり落ちてしまうのであった。無益で希望のない労働ほど恐ろしい懲罰はないと神々が考えたのは、たしかにいくらかはもっともなことであった。


頂上を目がける闘争ただそれだけで、
人間の心を満たすのに
充分たりるのだ。
--(アルベール・カミュ『シーシュポスの神話』)

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