ソニー全世界でPC電池リコール 空前の規模に
Sankei Web > ソニー全世界でPC電池リコール 空前の規模に(09/29 12:25)
ソニーは28日、ノート型パソコンなどに搭載された同社製リチウムイオン電池に過熱・発火の恐れがあるとして、リコール(回収・無償交換)に着手すると発表した。被害拡大を食い止めるため全世界での回収に乗り出すが、台数、コストは空前の規模に達するとみられ、ソニーブランドの信頼が傷つくのは避けられない事態となった。
ソニー製電池をめぐっては米デル、アップルコンピュータが8月、590万台に上るリコールを開始。この日もビジネスマンに人気のノート型パソコン「シンクパッド」を販売する米IBMと中国の聯想(レノボ)グループが同52万6000台のリコールを開始したばかり。
今更、ソニーブランド等と言っているのは、ソニー自身とマスコミだけだと思いますが、落ちる所まで落ちてしまったみたいですね・・・
米国では航空機に持ち込まれた同電池搭載のノート型パソコンから飛行中に発火する事故も相次ぐなど波紋が広がっている。ソニーはメーカー側に起因するパソコンのシステム上の影響を指摘してきたが、多数のメーカーに被害が広がったことで、ソニー側の技術的欠陥が浮き彫りになった。
パソコンメーカーに責任を押し付けようとしてたんですけど、いい加減な言い訳ばかりしてたので、余計に評判を落としてしまいましたね。
台数、コストは空前の規模に達するとみられるそうですが、PS3で回収できるんでしょうか?
ソニーのバッテリーの爆発炎上に就いては、この Shu's Blog でも Dell のラップトップが爆発炎上、パソコン炎上中、ソニー製電池リコール、アップルもソニーのバッテリーをリコール、ソニーVAIOノートも炎上、 日本でもアップルのパソコンが出火していました と取り上げていたんですが、私がブログの更新をお休みしている間もソニーのバッテリーは大活躍していた模様です。
ついでに紹介しておきます。
LA空港でラップトップ発火事件発生--炎上したのは「ThinkPad」
ウェブサイト「Something Awful」に掲載された投稿によると、ある乗客が飛行機に搭乗しようとしたところ、ラップトップから煙が出たので、これを持ったまま搭乗ブリッジへ走って戻ったが、その後PCに火がついたのだという。Lenovoの広報担当Ray Gorman氏は、同社は事件後12時間以内に現地へ調査チームを派遣し、当該のラップトップがThinkPad T43であることを確認したと述べている。
Yahoo本社でDELLノート爆発、数百人が避難
シリコンバレーMission CollegeのYahoo本社でDELLのノートPC(に搭載されているおそらくソニー製のバッテリー)が爆発、社員数百名が避難する騒ぎになったとのこと。
何だか笑うのも可哀想に成って来るぐらい、見事な落ちぶれ方です。
こちらの記事には
Lenovo は先月、自社製ノートパソコンに搭載している電池パックは Apple や Dell のものとは形式が異なり、ソニーの技術部門と合同試験も行なっているため、リコール対象にはならないと「強く確信している」とのコメントを出したばかりだった。
しかし、様々な Web サイトに複数の ThinkPad 発火事故が写真付きで報告されるにおよんで、リコールに踏み切らざるをえなくなった。
とありますが、Shu's Blog にもソニーのゲートキーパーが訪れていました。
この機会(次の機会が無いような気もして来ましたが・・・)に著作権ビジネスから足を洗う事をお勧めします。
こればっかりですね。
この件は著作権ビジネスとは関係なく、ソニーの体質や技術力、品質管理の問題ですが、著作権亡者が落ちて行く姿を見るのは愉快です。
燃えていた・・・
じゃなくて、輝いていた頃のソニーも紹介しておきますね。
ベータマックス訴訟
「タイムシフト」に基づくソニーの主張
最高裁、5対4の逆転判決
真逆の事ばかりして来た結果がこれですから、創業者は草葉の陰で泣いておられると思います。